🏛️ 厳選建築撮影リスト
北海道・東北編
建築写真家として見逃せない、北海道・東北7県の名建築を徹底紹介。各建築物の撮影ポイント、逆光を避ける最適撮影時間帯、建築家・施工情報、休館日情報まで網羅したプロフェッショナル向け完全ガイドです。
📍 全建築物マップ一覧
🗺️ 北海道
🏔️ 北海道の建築撮影ガイド
北海道は、自然と建築が融合した独自の景観を持つ撮影地として、建築写真家にとって特別な存在です。安藤忠雄による瞑想的な礼拝堂、イサム・ノグチが設計した公園の彫刻的ランドスケープ、歴史的なレンガ建築、そして最先端のリゾート建築まで、多種多様なジャンルが揃っています。広大な土地と雄大な空、四季折々の自然光が建築物に独特の表情をもたらします。
📸 建築件数
22件掲載
🏆 注目建築
モエレ沼・水の教会
🌅 撮影好機
5月〜10月
✈️ 拠点
札幌・函館・旭川
01-001
🔺 モエレ沼公園 ガラスのピラミッド
📍 所在地:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
🏗️ 建築概要
設計:イサム・ノグチ(彫刻家・ランドスケープデザイナー)
施工:清水建設株式会社
完成:2003年7月1日(公園全体開園)
建築様式:ガラス・スチール構造ピラミッド型複合施設
📷 撮影の見どころ
ガラス面に映り込む空・雪・緑の反射が圧巻。ピラミッドのシャープなシルエットと広大な芝生の対比が美しい。内部のアトリウムでは幾何学的な光の演出も楽しめます。冬の積雪時はとくに幻想的な白と透明のコントラストが生まれます。
🌅 最適撮影時間帯
ファサード向き:南西向き
おすすめ時間:午前8時〜正午(順光)。午後は逆光になりやすいが、夕方の金色の光がガラスに映える演出も可能。冬の低い太陽角度では終日ドラマチックな光が期待できます。
🗓️ 休館・注意情報
休館日:なし(公園は年中開放)
ガラスのピラミッド内施設は月曜休館(祝日の場合は翌日)
開園時間:7:00〜22:00(入場は21:00まで)
入場料:無料(一部施設有料)
01-002 〜 01-004
🧱 北海道庁旧本庁舎 / 札幌市時計台 / 札幌芸術の森美術館
🏛️ 01-002 北海道庁旧本庁舎
📍 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
設計:平井晴二郎 / 工部省
完成:1888年(明治21年)
施工:工部省土木局
アメリカン・ネオバロック様式の赤レンガ建築。八角形のドームと対称性の高いファサードが特徴。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜11時。前庭の花壇と組み合わせた構図が定番。休館日:年末年始(12/29〜1/3)
🕰️ 01-003 札幌市時計台
📍 北海道札幌市中央区北1条西2丁目
設計:開拓使工業局
完成:1881年(明治14年)
施工:開拓使
北海道最古の時計台。白壁と赤い屋根のコントラストが美しい。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜11時が順光。周囲のビル群との対比も見どころ。休館日:月曜(祝日の場合翌日)・年末年始
🌳 01-004 札幌芸術の森美術館
📍 北海道札幌市南区芸術の森2丁目75
設計:佐藤武夫設計事務所
完成:1986年
施工:大成建設
森の中に佇む低層建築で、自然光と周囲の緑が建物に溶け込む。ファサード:東向き / 最適撮影:午前10〜14時。秋の紅葉との組み合わせが絶景。休館日:月曜(祝日の場合翌日)・年末年始
01-005 〜 01-008
🎵 Kitara / JRタワー / 札幌ドーム / 札幌市資料館
🎼 01-005 札幌コンサートホール Kitara
📍 北海道札幌市中央区中島公園1-15
設計:安田幸一(東京大学大学院)
完成:1997年7月
施工:大成建設
中島公園内に佇む円筒形ホール。緑に包まれたファサードと円形の屋根が印象的。ファサード:北向き / 最適撮影:午後13〜16時が順光。公園の木々と組み合わせた縦構図がおすすめ。休館日:月曜
🏙️ 01-006 JRタワー
📍 北海道札幌市中央区北5条西2丁目5
設計:日建設計
完成:2003年3月
施工:大成建設・鹿島建設JV
札幌駅直結の高層複合タワー(地上38階)。ガラスカーテンウォールの縦のラインが際立つ。ファサード:南向き / 最適撮影:夕景・ブルーアワーが絶品。午前中は逆光を利用したシルエット撮影も有効。
🏟️ 01-007 札幌ドーム
📍 北海道札幌市豊平区羊ヶ丘1
設計:原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
完成:2001年6月
施工:鹿島・竹中・大林・佐藤JV
卵形の巨大ドーム。周囲の開けた丘からの遠景構図が壮観。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜12時。広角レンズで丘の曲線との組み合わせを狙う。
🏛️ 01-008 札幌市資料館
📍 北海道札幌市中央区大通西13丁目
設計:大蔵省営繕管財局
完成:1926年(大正15年)
施工:大蔵省営繕管財局
旧札幌控訴院を転用した石造新古典主義建築。アーチ窓と石柱が荘厳。ファサード:北向き / 最適撮影:午後12〜16時が正面順光。休館日:月曜・年末年始
01-009 〜 01-012
🌿 北海道大学総合博物館 / 函館の名建築群
1
🏫 01-009 北海道大学総合博物館
📍 北海道札幌市北区北10条西8丁目
設計:蒲原重雄(北大営繕課)
完成:1929年(昭和4年)
施工:北海道大学営繕課
旧理学部本館を転用した重厚なレンガ造り建築。正面ファサードのシンメトリーと緑のアイビーが美しく調和。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜12時が順光。ポプラ並木との組み合わせも◎。休館日:月曜・年末年始(無料公開)
2
01-010 函館ハリストス正教会
📍 北海道函館市元町3-13
設計:ロシア工兵技師ワシリー(原設計)、河村伊蔵(再建設計)
完成:1916年(大正5年)
施工:函館地元工務店
ビザンチン様式の緑の玉葱型ドームと白壁の対比が函館のランドマーク。ファサード:南西向き / 最適撮影:午前10〜13時が順光。元町の坂道から見上げる構図が定番。夜間のライトアップも見逃せない。拝観:月曜休・冬期不定休
3
🏩 01-011 旧函館区公会堂
📍 北海道函館市元町11-13
設計:小西朝次郎
完成:1910年(明治43年)
施工:地元大工
コロニアル様式の青と黄のツートンカラーが印象的な洋館。バルコニーから函館港を望む眺望も撮影ポイント。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時。ガーデンからの広角構図が美しい。休館日:第3水曜・年末年始
4
🏢 01-012 函館市地域交流まちづくりセンター
📍 北海道函館市末広町4-19
設計:辰野金吾・葛西萬司(旧丸井今井函館店)
完成:1924年(大正13年)
施工:地元施工
赤レンガ・石造りのコーナーアーチが目立つ辰野式建築。函館の歴史的街並みの中核。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜11時。路面電車との組み合わせでストリートスケープ撮影も効果的。休館日:なし(年中無休)
01-013 〜 01-016
五稜郭タワー / 小樽の名建築群
🌟 01-013 五稜郭タワー
📍 北海道函館市五稜郭町43-9
設計:株式会社五稜郭タワー(2代目タワー:槇文彦事務所監修)
完成:2006年(2代目)
施工:大成建設
五稜郭跡を見下ろす高さ107mのタワー。ガラス張り展望台から五稜形の堀と公園全体を俯瞰できる。ファサード:複合向き / 最適撮影:桜の季節(4月下旬〜5月上旬)の朝10時前後が最高。休館日:なし(年中無休)
🏗️ 01-014 小樽運河倉庫群
📍 北海道小樽市港町
設計:明治〜大正期の地元建設業者による石造倉庫群
完成:1920年代(大正期)
石造・レンガ造の倉庫が運河沿いに連なる北海道屈指の歴史的景観。夜間のガスライト点灯後が特に幻想的。ファサード:北向き / 最適撮影:夕方16時〜夜間(運河の水面反射を活かす長時間露光)。午前中は逆光。
🏦 01-015 日本銀行旧小樽支店金融資料館
📍 北海道小樽市色内1丁目11-16
設計:辰野金吾・長野宇平治
完成:1912年(明治45年)
施工:大林組
ネオバロック様式の石造銀行建築の傑作。石の重厚感と窓回りの装飾が見事。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時が順光。休館日:月曜・年末年始(入館無料)
🥃 01-016 ニッカウヰスキー余市蒸溜所
📍 北海道余市郡余市町黒川町7-6
設計:竹鶴政孝(創業者)監修
完成:1934年(昭和9年)
スコットランドの蒸溜所を模した石造・ハーフティンバー建築群。赤い屋根と緑の庭が整然と並ぶ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜13時が順光。煙突との対比が絵になる。休館日:水・木曜(不定休あり、要確認)
01-017 〜 01-022
🦒 旭川・美唄・安藤建築・リゾート建築群
🦁 01-017 旭川市旭山動物園施設群
📍 北海道旭川市東旭川町倉沼
設計:各施設ごとに異なる(旭川市建設部)
完成:1967年開園・各施設2000年代順次改修
行動展示を実現した独創的な展示施設群。円筒トンネルや水中展示など建築的ユニークさが際立つ。ファサード:複合向き / 最適撮影:午前9〜11時(開園直後が閑散として撮影に最適)。休館日:4月〜11月無休・冬期一部休館
🎨 01-018 アルテピアッツァ美唄
📍 北海道美唄市落合町栄町
設計:安田侃(彫刻家)監修・改修設計
完成:1992年(廃校改修)
施工:地元施工
炭鉱の廃校を再生した野外彫刻公園。木造旧校舎と自然に溶け込む安田侃の白大理石彫刻群が圧巻。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。雪景色との彫刻の組み合わせは冬季限定の絶景。休館日:月曜・冬期一部閉鎖
01-019 水の教会
📍 北海道上川郡中富良野町字ナカトムラ(星野リゾート アルファリゾート・トマム)
設計:安藤忠雄
完成:1988年
施工:竹中工務店
水面と十字架が織りなす安藤忠雄の傑作礼拝堂。コンクリートの壁と水・自然光の三重奏は建築写真家が必ず訪れるべき場所。ファサード:南向き / 最適撮影:早朝(日の出直後)の霧の中が最も神秘的。11月〜4月は積雪で一層幻想的。休館日:宿泊者向け施設(一般見学は時間帯限定)
🏨 01-020 星野リゾート トマム ザ・タワー
📍 北海道勇払郡占冠村字中トマム
設計:日本設計
完成:2004年
施工:鹿島建設
山岳リゾートに聳える高層タワーホテル2棟。山の稜線と現代建築のコントラストが独特。雲海テラスからの眺望は建築と自然の融合を体感できる。ファサード:南向き / 最適撮影:早朝雲海シーズン(6〜10月の夜明け前)が最高の撮影機会。
🎿 01-021 ニセコ高級リゾート建築群
📍 北海道虻田郡ニセコ町・倶知安町
設計:複数の国際建築設計事務所(Kengo Kuma監修含む)
完成:2010年代〜現在も開発中
世界的スキーリゾートとして急速に発展した国際的建築群。和モダンと北欧スタイルが融合した先端リゾート建築が林立。最適撮影:冬季(12〜3月)の朝8〜10時(羊蹄山バックのスキー場景観が最高)。
🦅 01-022 釧路市立博物館
📍 北海道釧路市春湖台1-7
設計:毛綱毅曠
完成:1984年
施工:大林組
タンチョウヅルが翼を広げた形をモチーフにした有機的フォルムの傑作。釧路湿原を背景にした外観は唯一無二の存在感。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。広角レンズで翼形フォルムを強調する構図が効果的。休館日:月曜・年末年始
01-023
エスコンフィールドHOKKAIDO
📍 所在地: 北海道北広島市Fビレッジ1番地
🏗️ 建築概要
設計:大林組 + HKS, Inc.(米国)
施工:大林組・岩田地崎建設特定建設工事共同企業体
完成:2023年1月竣工・3月14日開場
建築様式:開閉式屋根付き多目的ボールパーク(S造・SRC造・RC造)
建築面積:47,085㎡ / 延床面積:121,563㎡ / 最高高さ:71m
収容人員:約35,000人(席数:約29,000席)
建設費:約600億円
📷 撮影の見どころ
日本初・日本最大級の開閉式屋根と、最大高さ70mのガラスウォールが最大の被写体。北海道の原風景に溶け込む切妻型大屋根のシルエットは広角レンズで迫力ある構図が狙える。南側ガラスファサードは2025年4月にギネス世界記録(スタジアムにおける連続したガラスファサード)に認定。左右非対称の「すり鉢」型スタンドと天然芝フィールドの組み合わせは内部撮影でも圧巻。
🌅 最適撮影時間帯
ファサード向き:南側ガラスウォールは南向き
おすすめ時間:午前9〜11時(南側ガラスファサードへの順光)。夕方は西日がガラスに反射し黄金色の輝きを演出。試合開催日の夜間照明下での外観撮影も迫力満点。冬季は切妻屋根への積雪と周囲の雪景色が北海道らしい表情を生む。
🗓️ 開場・注意情報
開場:2023年3月14日(北海道日本ハムファイターズ本拠地)
開場時間:試合・イベント開催日に準ずる(非開催日も一部エリア開放)
入場料:試合観戦チケット要(外周・コンコース一部は無料開放あり)
アクセス:JR北広島駅から徒歩約15分 / 専用シャトルバスあり
受賞歴:BCS賞(2024年)・German Design Award 2024・JSCA賞 作品賞
01-024
🪷 頭大仏殿(真駒内滝野霊園)
📍 所在地: 北海道札幌市南区滝野2番地(真駒内滝野霊園内)
🏗️ 建築概要
設計:安藤忠雄
完成:2016年(真駒内滝野霊園開園30周年記念事業)
建築様式:コンクリート造・地下礼拝空間+ランドスケープ一体型
大仏:高さ13.5m・総重量1,500t(石仏)
構成:水庭・トンネル・円形大仏殿・ラベンダーの丘(15万株)
アプローチ:正門から大仏まで約135mの参道
📷 撮影の見どころ
ラベンダーの丘から頭だけ突き出す大仏のシルエットは、世界でも類を見ない唯一無二の被写体。安藤忠雄ならではの「見えそうで見えない」演出が続くアプローチ空間も撮影の宝庫。水庭に映り込む空と円形建物の反射、コンクリートの折り紙状トンネル内部の光と影、円形天窓から降り注ぐ光に照らされた大仏の御尊顔まで、一連のシークエンスが建築写真の絶好の題材となる。
🌅 最適撮影時間帯
ファサード向き:丘の頭大仏は全方位から撮影可能
おすすめ時間:午前7〜9時(開園直後・人が少なく朝の柔らかい光が最適)。7月中旬〜下旬のラベンダー満開期は紫の絨毯と大仏の組み合わせが圧巻。冬季は雪に覆われた白い丘と大仏頭部のコントラストが幻想的。水庭は11月上旬〜4月下旬は水が抜かれるため、水面反射を狙うなら5〜10月が最適。
🗓️ 開園・注意情報
開園時間:4月1日〜9月30日 7:00〜19:00 / 10月1日〜3月31日 7:00〜18:00
入場料:霊園・駐車場は無料。頭大仏拝観は志納(ラベンダー維持協力金)。ラベンダー遊歩道(風薫る祈りの道)は500円
アクセス:地下鉄南北線真駒内駅よりバス(滝野霊園行き)約23分
注意:霊園内のため静粛な撮影マナーが必須。三脚使用は要確認。
🗺️ 青森県
🍎 青森県の建築撮影ガイド
青森県は、現代美術館建築の宝庫として建築写真家の間で高く評価されています。西澤立衛設計の青森県立美術館はその白く沈み込む壁面が際立つ傑作であり、十和田市現代美術館の「アート広場」も必撮スポットです。歴史建築としては弘前の明治・大正期の洋館群、太宰治ゆかりの斜陽館など文学的な建築巡りも楽しめます。星野リゾート青森屋など現代的なホスピタリティ建築も見逃せません。
📸 建築件数
21件掲載
🏆 注目建築
青森県立美術館・十和田市現代美術館
🌸 撮影好機
4月下旬〜10月
✈️ 拠点
青森・弘前・八戸
02-001 〜 02-004
🎨 青森県立美術館 / 三内丸山 / ワ・ラッセ / 文化観光交流施設
🖼️ 02-001 青森県立美術館
📍 青森県青森市安田近野185
設計:西澤立衛(SANAA共同主宰)
完成:2006年7月
施工:大成建設
三内丸山遺跡の発掘現場の土層からインスピレーションを得た「掘り込まれた建築」。白い壁と黒い土壁のコントラスト、地面に沈み込むような低い水平線が独自の世界観を創出。奈良美智の「あおもり犬」も必撮。ファサード:北東向き / 最適撮影:午後13〜16時が順光。雪景色の白壁は日中全般で美しい。休館日:第2・4月曜(祝日の場合翌日)・年末年始
🏺 02-002 三内丸山遺跡センター
📍 青森県青森市大字三内丸山305
設計:小泉雅生(株式会社シーラカンス)
完成:2021年3月(さんまるミュージアム)
施工:清水建設
縄文遺跡を保護・展示する大型施設。ガラスと木を組み合わせた現代的な遺跡保護建築として注目。復元された大型掘立柱建物との対比が撮影ポイント。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:第4月曜・年末年始
🎆 02-003 ねぶたの家 ワ・ラッセ
📍 青森県青森市安方1-1-1
設計:株式会社デザインビューロ
完成:2011年1月
施工:清水建設
ねぶた祭りの迫力を建築外観で表現した赤いアルミパネルのダイナミックな外観。夜間のライトアップが特に印象的で、青森港との組み合わせが絵になる。ファサード:北向き(海側) / 最適撮影:夕方〜夜間(海面反射を活かした長時間露光)。休館日:8/9〜10を除く8月第3月曜・年末年始
🌊 02-004 青森市文化観光交流施設
📍 青森県青森市安方1-1-1(ワ・ラッセ隣接)
設計:デザインビューロ
完成:2011年
施工:清水建設
港町青森のウォーターフロント整備の中核施設。海と陸をつなぐ建築的動線が特徴。ガラスファサードに青森湾が映り込む演出が美しい。ファサード:北向き / 最適撮影:曇天〜晴れの午後13〜17時。休館日:年末年始
02-005 〜 02-012
🍎 弘前の洋風建築群
弘前市は、明治・大正・昭和初期の洋風建築が驚くほど密集して残る、日本屈指の「近代建築の宝庫」です。堀江佐吉ら地元大工が独自解釈で西洋建築を昇華させた「弘前ルネサンス」とも呼べる建築群は、建築写真家にとって一日では回り切れないほどの撮影スポットが揃っています。
🏛️ 02-005 弘前市立博物館
📍 青森県弘前市下白銀町1-6(弘前公園内)
設計:前川國男
完成:1976年
施工:大成建設
前川國男の代表作の一つ。コンクリートの打ち放しと赤いタイルの外壁が弘前公園の自然と対比をなす。桜の季節(4月下旬〜5月初旬)は特に美しい。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🏭 02-006 弘前れんが倉庫美術館
📍 青森県弘前市吉野町2-1
設計:田根剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)
完成:2020年7月
施工:五洋建設
明治時代の旧シードル工場(煉瓦倉庫)を改修した現代美術館。古い赤レンガと新しいコールテン鋼の組み合わせが時代を超えた対話を表現。ファサード:南東向き / 最適撮影:午前10〜13時。休館日:木曜
🎭 02-007 弘前市民会館
📍 青森県弘前市下白銀町1-6
設計:前川國男
完成:1964年
施工:前田建設
打ちっぱなしコンクリートのブルータリズム建築。隣接する博物館と共に弘前公園のモダニズム建築群を形成。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。コンクリート肌に当たる斜光が陰影を引き立てる。休館日:公演日程により異なる
📚 02-008 旧弘前市立図書館
📍 青森県弘前市下白銀町2-1
設計:堀江佐吉
完成:1906年(明治39年)
ルネサンス様式の白壁洋館。双塔が特徴的なシンメトリーファサード。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時。休館日:月曜・年末年始(無料公開)
🏦 02-009 旧第五十九銀行本店本館
📍 青森県弘前市元長町26
設計:堀江佐吉
完成:1904年(明治37年)
辰野式の影響を受けた赤レンガ×白石帯の銀行建築。石造コーニスと円柱が荘厳な雰囲気を醸す。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜11時。休館日:月曜・年末年始
02-010 弘前教会
📍 青森県弘前市元寺町48
設計:堀江佐吉
完成:1906年(明治39年)
ゴシック様式の白壁教会。細い尖塔と半円アーチ窓が特徴。青空とのコントラストが美しい。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時。見学:礼拝以外の時間は要事前連絡
🌿 02-011 藤田記念庭園洋館
📍 青森県弘前市上白銀町8-1
設計:大工棟梁・小野源次郎
完成:1919年(大正8年)
大正期の実業家・藤田謙一の邸宅。和洋折衷の庭園と洋館が見事に融合。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時(庭園の緑との組み合わせ)。休館日:11月下旬〜4月上旬(冬期閉園)
🏛️ 02-012 青森銀行記念館
📍 青森県弘前市元長町26(旧第五十九銀行隣接)
設計:堀江佐吉
完成:1904年(明治37年)
ルネサンス様式のレンガ造銀行建築。内部のコリント式柱頭と漆喰装飾も見どころ。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜11時。休館日:月曜・年末年始
02-013 〜 02-021
🎨 八戸・十和田・南部地方の建築群
🎪 02-013 八戸ポータルミュージアム はっち
📍 青森県八戸市三日町11-1
設計:シーラカンスアンドアソシエイツ(CAt)
完成:2011年2月
施工:三井住友建設
八戸市中心街の再生核として建てられた複合文化施設。ガラスと白コンクリートの軽やかな外観が街に開かれた表情を持つ。外周のガラスに街並みが映り込む。ファサード:西向き / 最適撮影:午後14〜17時。休館日:月曜・年末年始
🖼️ 02-014 八戸市美術館
📍 青森県八戸市番町10-4
設計:西澤徹夫・浅子佳英・森純平(共同設計)
完成:2021年11月
施工:大成建設
「ジャイアントルーム」と呼ばれる巨大な吹き抜け空間が特徴。街に溶け込む透明なガラスファサードから内部の活動が見える設計思想。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。夜間のライトアップも美しい。休館日:火曜
🌟 02-015 十和田市現代美術館
📍 青森県十和田市西二番町10-9
設計:西澤立衛(SANAA共同主宰)
完成:2008年4月
施工:竹中工務店
官庁街通りに沿って並ぶ独立したガラスボックスの連続体。外部空間に設置された草間彌生のカボチャ等アート作品との組み合わせが撮影の醍醐味。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜12時(順光)。冬の雪景色も格別。休館日:月曜(祝日の場合翌日)・年末年始
🏨 02-016 奥入瀬渓流ホテル
📍 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
設計:隈研吾建築都市設計事務所(改修・インテリア)
完成:2013年リノベーション
施工:星野リゾート
奥入瀬の自然に溶け込む石と木の外観。ロビーの岡本太郎作品と自然の融合が見どころ。ファサード:南東向き / 最適撮影:午前8〜12時。紅葉シーズン(10月中旬)が圧巻。休館日:なし(年中無休)
🏮 02-017 星野リゾート 青森屋
📍 青森県三沢市字古間木山56
設計:星野リゾート建築チーム
完成:2006年(改修・リノベーション)
ねぶた・津軽文化を建築デザインに昇華させた和モダンリゾート。じゃわめぐ広場の池の反射が絶好の撮影ポイント。ファサード:南向き / 最適撮影:夕方〜夜間(池の水面反射×ライトアップ)。休館日:なし
📖 02-018 太宰治記念館 斜陽館
📍 青森県北津軽郡金木町朝日山412-1
設計:弘前の大工棟梁・堀江佐吉
完成:1907年(明治40年)
明治期の大地主・津島源右衛門の豪邸。和洋折衷の巨大邸宅は太宰治の生家として名高い。木造二階建て和風建築に洋風の応接間が融合。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:なし(年中無休)
🏯 02-019 立佞武多の館
📍 青森県五所川原市大町506-10
設計:高松伸
完成:2000年8月
施工:清水建設
高さ22mの立佞武多を収納・展示するために設計された特異な垂直空間の建築。巨大な吹き抜けとメカニカルな構造体が見もの。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。内部の垂直構図が圧巻。休館日:なし(年中無休)
⛴️ 02-020 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
📍 青森県青森市柳川1-112-15
完成:1964年就航・1988年退役
青函連絡船として長年活躍した実船を保存展示。青森ウォーターフロントに係留された船体は独特の被写体。最適撮影:午後14〜17時(西日が船体を照らす)。夜間のライトアップも◎。休館日:月曜・11月下旬〜3月下旬
✝️ 02-021 キリストの墓伝承館
📍 青森県三戸郡新郷村大字戸来字野月33
完成:1980年代建設
日本唯一の「キリストの墓」と伝わる謎の史跡を管理する伝承館。辺境の農村に佇む小建築と十字架が独特の被写体となる。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。周囲の田園景観との組み合わせが効果的。休館日:不定休(要事前確認)
🗺️ 岩手県
🐾 岩手県の建築撮影ガイド
岩手県は、盛岡の明治赤レンガ建築群から平泉の世界遺産建築、沿岸部の震災復興建築まで、多層的な建築撮影フィールドを持つ県です。岩手銀行赤レンガ館など辰野金吾作品や、中尊寺金色堂のような国宝建築、そして現代建築では内藤廣設計の釜石市民ホールTETTOなど、時代を超えた建築の豊かさが際立ちます。宮沢賢治の世界観が染み込む花巻・遠野も撮影旅の深みを増します。
📸 建築件数
21件掲載
🏆 注目建築
岩手銀行赤レンガ館・中尊寺金色堂
🌿 撮影好機
4月〜11月
✈️ 拠点
盛岡・平泉・釜石
03-001 〜 03-008
🏛️ 盛岡の名建築群
🖼️ 03-001 岩手県立美術館
📍 岩手県盛岡市本宮松幅12-3
設計:毛綱毅曠(設計原案)・岩手県建築局
完成:2001年4月
施工:大林組
緩やかな曲線を持つ屋根と石貼りの外壁が北上川沿いの自然と調和。萬鉄五郎・松本竣介など岩手ゆかりの作家を常設展示。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:月曜・年末年始
🎭 03-002 盛岡市民文化ホール
📍 岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-1
設計:茂呂喜雄+松田平田設計
完成:1998年
施工:鹿島建設
カーブを描くファサードと石材の組み合わせが優美。駅前の開けた広場から全体構図が撮影できる。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜11時(朝光で石材の質感が際立つ)。休館日:公演スケジュール依存
🏦 03-003 岩手銀行赤レンガ館
📍 岩手県盛岡市中ノ橋通1-2-20
設計:辰野金吾・葛西萬司
完成:1911年(明治44年)
施工:大林組
東京駅と同じ設計者による辰野式銀行建築の傑作。赤レンガと白石帯のストライプパターン、中央ドームが壮麗。盛岡随一の必撮建築。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時が順光。柔らかい曇天光でレンガの質感が最も美しく出る。休館日:月曜・年末年始(無料公開)
📚 03-004 もりおか啄木・賢治青春館
📍 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25
設計:横山公男(旧第九十銀行)
完成:1910年(明治43年)
ルネサンス様式の重厚な石造銀行建築を転用した文学館。石の肌理と窓回りのディテールが美しい。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:第2水曜・年末年始
🏛️ 03-005 盛岡市先人記念館
📍 岩手県盛岡市本宮蛇屋敷1-46
設計:岩手県建設部
完成:1994年
和風の大屋根と石積みの基壇が特徴的な郷土建築。日本の伝統的な屋根形状を現代的に解釈したデザイン。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:月曜・祝日の翌日・年末年始
🎭 03-006 盛岡劇場
📍 岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-3
設計:宮本忠長建築設計事務所
完成:1993年
施工:大成建設
市民文化ホールと隣接する複合劇場。石貼りの外壁と弧状の屋根ラインが特徴的。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜11時。休館日:月曜
🏦 03-007 旧第九十銀行本店本館
📍 岩手県盛岡市内丸16-18
設計:牛込兼三郎(建築学会)
完成:1910年(明治43年)
盛岡市内に残る明治洋風建築の代表例。現在は「もりおか歴史文化館」として活用。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時。休館日:月曜・年末年始
🌿 03-008 南昌荘
📍 岩手県盛岡市清水町13-46
設計:明治期棟梁(不詳)
完成:1893年(明治26年)
盛岡を代表する明治期の数寄屋造り書院建築。岩手山を借景にした広大な日本庭園は紅葉期に絶景。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(庭園反射池を使った構図)。休館日:月曜・冬期
03-009 〜 03-015
🌾 宮沢賢治の建築・平泉の世界遺産
🐄 03-009 小岩井農場施設群
📍 岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
完成:1891年(明治24年)創業〜1900年代建設
岩手山を背景に広がる明治期の農場建築群。赤レンガの倉庫群、石積みの牛舎など産業建築の傑作が揃う。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜12時(岩手山が晴れた朝の順光が最高)。休館日:冬期一部閉鎖
📖 03-010 宮沢賢治記念館
📍 岩手県花巻市矢沢1-1-36
設計:毛綱毅曠
完成:1982年
施工:大成建設
胡四王山の山頂近くに立つ記念館。コンクリートと石の組み合わせが山の自然と調和。賢治の「宇宙観」を建築で表現した独特の空間。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:なし(年中無休)
🌈 03-011 宮沢賢治童話村
📍 岩手県花巻市高松26-19
設計:富永讓+フォルムシステム設計研究所
完成:1994年
施工:地元施工
森の中に点在するファンタジックな建築群。「銀河ステーション」「天空の野原」など賢治作品の世界観を体現した造形が写真映えする。ファサード:複合向き / 最適撮影:午前9〜13時(木漏れ日の光が神秘的)。休館日:火曜・年末年始
🎵 03-012 花巻市文化会館
📍 岩手県花巻市花城町1-41
設計:前川國男
完成:1971年
施工:大成建設
前川國男晩年の地方ホール建築。深い庇と縦ルーバーが作る強い陰影が特徴的。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(庇の影が美しい)。休館日:公演スケジュール依存
03-013 中尊寺金色堂
📍 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
建立:1124年(天治元年)
施工:奥州藤原氏
金箔で覆われた平安時代の極楽浄土を体現する国宝建築。現在は保護のためコンクリートの覆堂の中に収められているが、覆堂外観と周囲の杉木立が深い撮影フィールドを提供。ファサード:南向き(覆堂) / 最適撮影:午前9〜12時。入場:年中無休(有料)
🌺 03-014 毛越寺
📍 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
創建:850年代(嘉祥年間)
平安時代の浄土庭園の遺構が世界遺産に登録。大泉が池の周囲に点在する礎石遺構と現代の堂宇が混在する独特の景観。最適撮影:午前8〜11時(池の反射が美しい時間帯)。アヤメ(6月)・紅葉(10月)期が絶景。入場:年中無休(有料)
🏛️ 03-015 平泉文化遺産センター
📍 岩手県西磐井郡平泉町平泉花立44
設計:岩手県建設技術センター
完成:2008年
施工:地元施工
世界遺産・平泉の歴史を解説する入口施設。緑の屋根と木材を使った現代和風の落ち着いた設計。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:年末年始
03-016 〜 03-021
🌊 沿岸・復興建築と産業遺産
🏛️ 03-016 陸前高田市立博物館
📍 岩手県陸前高田市高田町館の沖89
設計:乾久美子建築設計事務所
完成:2022年
施工:前田建設工業
東日本大震災で壊滅した街の復興シンボルとして建設された新博物館。低い水平線と木材・ガラスの優しい外観が復興への希望を体現。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:月曜・年末年始
🎭 03-017 大船渡市民文化会館 リアスホール
📍 岩手県大船渡市盛町字下舘下18-1
設計:宮本忠長建築設計事務所
完成:1995年
施工:大成建設
リアス式海岸の入り組んだ地形を建築形態に反映させた意匠が印象的。石積みの壁面と曲線屋根が海の景観に馴染む。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:月曜
🦌 03-018 遠野市立博物館
📍 岩手県遠野市中央通9-1
設計:毛綱毅曠
完成:1980年
施工:大成建設
柳田國男「遠野物語」の世界観を体現した独創的な造形。緑青銅色の屋根と石積みの外壁が遠野の民話的景観と融合。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🎵 03-019 釜石市民ホール TETTO
📍 岩手県釜石市只越町3-9-1
設計:内藤廣建築設計事務所
完成:2015年9月
施工:大成建設
鉄のまち・釜石の復興を象徴する複合施設。鉄骨の大屋根が街全体を包み込むような雄大なスケール感。ラグビーワールドカップ2019の開催地としても有名。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜12時(鉄骨屋根の陰影が際立つ)。休館日:月曜・年末年始
🎼 03-020 久慈市文化会館 アンバーホール
📍 岩手県久慈市川崎町1-1
設計:高橋てい一建築設計事務所
完成:1994年
施工:地元施工
久慈特産の琥珀(アンバー)をテーマにした温かみのある外観。琥珀色のタイルと木のルーバーが特徴。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時(琥珀色の外壁に光が当たる時間帯)。休館日:月曜
🏭 03-021 旧東北砕石工場
📍 岩手県東磐井郡東山町長坂町ノ沢45
完成:1920年代建設(宮沢賢治ゆかりの地)
宮沢賢治が技師として勤務した石灰岩採掘・粉砕工場の遺構。レンガ造りの建屋と錆びた機械設備が産業遺産として独特の被写体となる。最適撮影:午前10〜15時(工場廃墟の陰影が重要)。見学:要事前確認
🗺️ 宮城県
🌸 宮城県の建築撮影ガイド
宮城県・仙台市は、東北最大の都市圏として建築的多様性に富んでいます。特に伊東豊雄設計のせんだいメディアテークは、現代建築の金字塔として国内外から建築写真家が訪れる必須スポットです。また、瑞巌寺・松島など東北を代表する歴史的景観、震災遺構・伝承施設など、多角的な建築撮影フィールドが揃っています。
📸 建築件数
21件掲載
🏆 注目建築
せんだいメディアテーク
🌺 撮影好機
4月〜11月
✈️ 拠点
仙台・松島・石巻
04-001 〜 04-007
🏙️ 仙台の現代建築群
📚 04-001 せんだいメディアテーク
📍 宮城県仙台市青葉区春日町2-1
設計:伊東豊雄建築設計事務所
完成:2000年8月
施工:大成建設
13本の「チューブ」と「スラブ」と「スキン」だけで構成された透明性の極みとも言える現代建築の傑作。外観のガラスカーテンウォール越しに内部の活動が透けて見え、昼夜で異なる表情を持つ。夜のライトアップは特に幻想的で、定禅寺通のケヤキ並木との組み合わせが絶景。ファサード:東・西向き / 最適撮影:夜間(ブルーアワー後)が最高。昼間は透明なガラスと内部構造を広角で狙う。休館日:火曜・年末年始
🎨 04-002 宮城県美術館
📍 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
設計:前川國男建築設計事務所
完成:1981年
施工:大成建設
前川國男の代表的美術館建築。深い庇と打ちっぱなしコンクリートの重厚な外観。広大な彫刻庭園との組み合わせが見どころ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🌐 04-003 仙台国際センター
📍 宮城県仙台市青葉区青葉山無番地
設計:日本設計
完成:1991年(展示棟)・2015年(増築会議棟)
施工:大成建設
青葉山の緑に包まれた大型コンベンション施設。和風の大屋根と現代的な構造体の組み合わせが特徴。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時(緑の山との調和)。休館日:イベント依存
🏺 04-004 仙台市博物館
📍 宮城県仙台市青葉区川内26
設計:仙台市都市整備局
完成:1986年
施工:大成建設
仙台城(青葉城)跡地に隣接する歴史博物館。石積みの城壁と現代建築が対話する独特のコンテクスト。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時(石垣との組み合わせ)。休館日:月曜・年末年始
🌌 04-005 仙台市天文台
📍 宮城県仙台市青葉区錦ケ丘9-29-32
設計:仙台市建設局
完成:2007年11月
施工:大成建設
丘の上に建つ円形のドームを持つ天文台。シルバーグレーの外観と周囲の緑のコントラストが印象的。ファサード:南向き / 最適撮影:夕方〜夜間(天体観測と組み合わせた撮影)。休館日:月曜・毎月第3火曜
📖 04-006 仙台文学館
📍 宮城県仙台市青葉区北根2-7-1
設計:仙台市都市整備局
完成:1991年
施工:大成建設
森の中に溶け込む穏やかな外観。杜の都・仙台の自然と文学の世界が融合した設計。木と石を基調とした温かみのあるファサード。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時(木漏れ日が美しい)。休館日:月曜
🏛️ 04-007 東北大学片平キャンパス建築群
📍 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
完成:1907年〜1930年代(各建物異なる)
赤レンガのルネサンス様式建築が中心に複数棟現存。大正期の大学建築として国内外から高く評価。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜12時(キャンパスの緑との組み合わせ)。一般公開日・オープンキャンパス時に撮影しやすい。
04-008 〜 04-016
🏗️ 仙台都市景観 / 松島・歴史建築群
🚉 04-008 仙台駅
📍 宮城県仙台市青葉区中央1-1-1
設計:日本国有鉄道(改築)・JR東日本
完成:1978年(現駅舎)
施工:大成建設
東北の玄関口を担う大型ターミナル駅。コンコースの天井装飾と広大な吹き抜けが独特の建築空間を生む。夕暮れ時の駅前広場からの撮影が定番。最適撮影:ブルーアワー(日没後20〜40分)が最高。
🏢 04-009 AER
📍 宮城県仙台市青葉区中央1-3-1
設計:日本設計
完成:1998年
施工:大成建設
地上31階建ての複合高層ビル。31階展望テラスからの仙台市内・蔵王連峰・松島の眺望は絶景の撮影ポイント。ファサード:複合向き / 最適撮影:展望からは晴れた午前(蔵王・松島が見える)・夜景が人気。
🏢 04-010 SS30
📍 宮城県仙台市青葉区一番町4-6-1
設計:日本設計
完成:1990年
施工:鹿島建設
高さ180m・地上30階のガラス張りオフィスタワー。仙台都心のランドマークとして定禅寺通の緑と対比をなす摩天楼。夜間の全面照明が幻想的。最適撮影:ブルーアワー〜夜間(定禅寺通から望む構図)。
🏢 04-011 仙台トラストタワー
📍 宮城県仙台市青葉区一番町4-6-2
設計:日本設計
完成:2007年
施工:鹿島建設
地上37階・高さ180mの仙台最高層ビル。SS30との双塔構成が都市景観をダイナミックに演出。最適撮影:仙台駅方向から望む夕景・夜景が定番。ブルーアワー撮影推奨。
⛩️ 04-012 瑞巌寺
📍 宮城県宮城郡松島町松島字町内91
創建:828年(天長5年)・現本堂:1609年(慶長14年)
建立:伊達政宗
東北を代表する桃山建築の傑作。杉木立に囲まれた参道と石洞窟群が独特の雰囲気を醸し出す。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜11時(杉木立からの光が参道に差す朝)。拝観料:有料・年中無休
🌸 04-013 円通院
📍 宮城県宮城郡松島町松島字町内67
創建:1647年(正保4年)
伊達光宗の霊廟を中心とした禅寺。バラ庭園と紅葉のコントラストが圧巻。夜間ライトアップ(春・秋)は幻想的な撮影チャンス。ファサード:南向き / 最適撮影:秋(10月下旬〜11月上旬)の紅葉期ライトアップが絶品。拝観料:有料
🏝️ 04-014 松島海岸周辺歴史建築群
📍 宮城県宮城郡松島町
時代:江戸〜明治期
日本三景の一つ・松島湾を背景にした歴史建築群。五大堂(重要文化財)など中世以来の木造建築が点在し、海・島・建築の三位一体の景観が圧倒的な撮影フィールドを提供。最適撮影:早朝(朝霞の松島が最も幻想的)・日没時の海面反射。
📚 04-015 宮城県図書館
📍 宮城県仙台市泉区紫山1-1-1
設計:桑田育郎設計事務所
完成:1998年
施工:大成建設
丘の上に建つ大規模図書館。石貼りとガラスのファサードが森の緑に囲まれた開放的な知の空間を演出。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:月曜・第3木曜・年末年始
🦸 04-016 石ノ森萬画館
📍 宮城県石巻市中瀬2-7
設計:石本建築事務所
完成:2001年7月
施工:大成建設
旧北上川の中洲に建つ楕円形のユニークな建物。石ノ森章太郎の漫画キャラクターをモチーフにした独特のフォルムが水面に映り込む。ファサード:複合向き / 最適撮影:橋の上からの川面反射撮影。夕方〜夜間が美しい。休館日:月曜・年末年始
04-017 〜 04-021
🌊 塩竈・気仙沼・南三陸・歴史遺産
🎨 04-017 塩竈市杉村惇美術館
📍 宮城県塩竈市本町8-1
設計:旧塩釜郵便局舎(改修活用)
完成:1926年(大正15年)建設・1994年美術館転用
大正期の郵便局舎を美術館に転用したコンバージョンの好例。赤煉瓦とアーチ窓の風格ある外観。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🌊 04-018 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
📍 宮城県気仙沼市波路上瀬向9-1
設計:気仙沼市建設部
完成:2019年3月
施工:地元施工
震災遺構として保存された旧気仙沼向洋高校校舎を核とする伝承施設。津波に押し流された車が屋根の上に残る衝撃的な被災状況が建築写真的にも重要な記録対象。最適撮影:午前9〜15時(遺構の陰影が重要)。休館日:火曜・年末年始
🛒 04-019 南三陸さんさん商店街
📍 宮城県本吉郡南三陸町志津川字御前下60-1
設計:仮設施設から常設化(復興設計)
完成:2019年3月(常設オープン)
三陸の木材を使った伝統的な切妻屋根が連なる復興商業施設。海辺の活気と木造建築の温かみが撮影の核。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時(賑わいと建築を組み合わせた街並み撮影)。休館日:水曜
🏫 04-020 旧登米高等尋常小学校校舎
📍 宮城県登米市登米町寺池桜小路4
設計:山添喜三郎
完成:1888年(明治21年)
明治中期の洋風木造校舎の傑作。白いペンキ塗りのクラシカルなファサードと正面玄関のポーチが凛々しい。「みやぎの明治村」と呼ばれる登米の歴史的街並みの中核。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜12時(白い外壁に朝の光が映える)。休館日:年末年始
🏯 04-021 白石城
📍 宮城県白石市益岡町1-16
創建:1591年(天正19年)・現天守:1995年復元
益岡公園内に立つ三階櫓天守の復元城郭。桜の名所として知られ、4月下旬には満開の桜を前景にした構図が圧巻。ファサード:南向き / 最適撮影:桜期は早朝6〜9時(人が少なく朝の光が最適)。入場料:有料・年中無休
🗺️ 秋田県
🌾 秋田県の建築撮影ガイド
秋田県は、国際教養大学の中嶋記念図書館をはじめとする木造建築の傑作群、赤れんが郷土館など明治の洋風建築、そして角館の武家屋敷群という日本の原風景まで、幅広い建築ジャンルを擁しています。内陸を走る秋田内陸縦貫鉄道の沿線建築や大館樹海ドームのような大スパン構造体、さらに小坂鉱山事務所・康楽館といった明治期の産業遺産建築が豊富で、建築写真家を飽きさせません。冬季の雪景色は建築の表情を一変させ、夏とは全く異なる作品が生まれます。
📸 建築件数
21件掲載
🏆 注目建築
国際教養大学図書館・角館武家屋敷
❄️ 撮影好機
4月〜11月・冬の雪景色も◎
✈️ 拠点
秋田・角館・大館
05-001 〜 05-007
🏛️ 秋田市の主要建築群
🎨 05-001 秋田県立美術館
📍 秋田県秋田市中通1-4-2
設計:安藤忠雄建築研究所
完成:2013年9月
施工:大成建設
千秋公園の堀に面して建つ安藤忠雄の打ちっぱなしコンクリート建築。大きな三角形のガラスウォールを通して内部の螺旋階段が外から見え、水面への映り込みが絶好の撮影ポイント。平野政吉コレクションのフジタ作品を収蔵。ファサード:西向き(堀側) / 最適撮影:午後14〜17時(水面反射が最もきれいな時間帯)。夜間ライトアップも見逃せない。休館日:第2・4水曜・年末年始
🎭 05-002 秋田市文化創造館
📍 秋田県秋田市千秋明徳町2-52
設計:妹島和世建築設計事務所(SANAA)
完成:2020年10月
施工:大成建設
旧秋田市立体育館を改修した複合文化施設。妹島和世らしい軽やかで透明感のある外観が特徴で、白いルーバーと大きなガラス面が光を柔らかく取り込む。街と建築が溶け合う境界の曖昧さが撮影の面白さ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時(順光でルーバーの陰影が浮かぶ)。休館日:火曜・年末年始
📚 05-003 秋田市立中央図書館 明徳館
📍 秋田県秋田市中通2-3-16
設計:伊東豊雄建築設計事務所
完成:2013年
施工:鹿島建設
アルヴェ複合施設内に位置する伊東豊雄設計の図書館。有機的な曲線を持つ白い構造体と広大なガラス面が、内部の連続したスペースを外部に見せる。市民の活動と建築が一体になった空間。ファサード:南東向き / 最適撮影:午前9〜13時(ガラスに周囲の街が映り込む)。休館日:第1・3月曜・年末年始
🥁 05-004 秋田市民俗芸能伝承館
📍 秋田県秋田市大町1-3-30
設計:秋田市建設部
完成:1994年
施工:地元施工
秋田の伝統芸能「土崎港曳山まつり」「竿灯まつり」などを保存展示する施設。切妻屋根の連続する和風外観と巨大な竿灯の組み合わせが撮影の核。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。竿灯まつり期間(8月上旬)の夜間展示が圧巻。休館日:第2・4月曜・年末年始
🧱 05-005 赤れんが郷土館
📍 秋田県秋田市大町3-3-21
設計:妻木頼黄
完成:1912年(大正元年)
施工:地元施工
旧秋田銀行本店本館を転用した赤レンガ建築の傑作。ルネサンス様式の正面ファサードに銅張りのドームが輝く。明治の繁栄を体現する秋田市を代表する洋風建築。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時が順光。曇天の拡散光でレンガの質感が最も美しく表現される。休館日:月曜・年末年始
🚉 05-006 秋田拠点センター アルヴェ
📍 秋田県秋田市中通2-3-16
設計:伊東豊雄建築設計事務所
完成:2001年3月
施工:鹿島建設
秋田駅東口直結の複合施設。伊東豊雄による流動的な曲線フォルムの外観が周囲の直線的な建物群の中で際立つ。夜間の照明効果で曲面ガラスが宝石のように輝く。ファサード:西向き(駅側) / 最適撮影:夕方〜夜間が最高。早朝の駅前広場との組み合わせも◎。休館日:年中無休
🏯 05-007 千秋公園 久保田城御隅櫓
📍 秋田県秋田市千秋公園1-39
完成:1989年復元(原城:1604年)
施工:地元施工
石垣と土塁が特徴の久保田城(秋田城)の復元隅櫓。千秋公園の緑と桜(4月下旬)に囲まれた城郭景観が美しい。ファサード:南向き / 最適撮影:桜期の早朝6〜9時が最高。秋の紅葉期も◎。入場料:有料(年中無休)
05-008 〜 05-014
📚 国際教養大学 / 角館 / 内陸の名建築
🌲 05-008 国際教養大学 中嶋記念図書館
📍 秋田県秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2
設計:倉本龍彦建築設計事務所(本倉)・仙田満+環境デザイン研究所
完成:2004年
施工:地元施工
24時間365日開館という世界でも稀な図書館。直径50mの円形平面に秋田杉をふんだんに使った木造建築で、屋根を支える木造トラスの構造美が圧巻。内外ともに絵になる建築で、建築写真家の間では東北屈指の必撮建築として名高い。ファサード:南向き / 最適撮影:外観は午前9〜12時。内観は開館時間内(24時間対応)いつでも撮影可能。休館日:なし(24時間365日開館)
🖼️ 05-009 秋田県立近代美術館
📍 秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46
設計:黒川紀章建築都市設計事務所
完成:1994年
施工:大成建設
黒川紀章の「共生の思想」を体現したポストモダン建築。グレーの石張りと曲面を組み合わせた外観、緑の丘に溶け込む低層構成が特徴。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:水曜・年末年始
🐱 05-010 横手市増田まんが美術館
📍 秋田県横手市増田町増田字七日町114-2
設計:高松伸
完成:2019年(リニューアル)
施工:地元施工
横手市出身の漫画家・横山光輝らの原画を収蔵する美術館。拡張されたメタリックな現代棟と周囲の歴史的内蔵建築群との対比が見どころ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🏫 05-011 旧日新館
📍 秋田県仙北市角館町小人町4
完成:1895年(明治28年)
明治期の洋風木造建築を転用した施設。角館の武家屋敷通りからほど近く、和と洋の文化的混在を一枚の画面に収めることができる稀有な立地条件。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜12時。休館日:不定休(要確認)
🌸 05-012 角館武家屋敷群
📍 秋田県仙北市角館町東勝楽丁・表町下丁周辺
時代:江戸中期〜後期(17〜18世紀)
黒板塀の武家屋敷が続く「みちのくの小京都」。枝垂れ桜(4月下旬)の季節は国内随一の建築撮影フィールドに変貌。厩舎・母屋・庭園が一体となった武家建築の保存状態は全国最高水準。最適撮影:桜期の早朝(5〜8時)が人も少なく光も柔らかく最適。紅葉期(10月中旬)も圧倒的。入場料:各屋敷有料・武家屋敷通りは無料
🌿 05-013 角館樺細工伝承館
📍 秋田県仙北市角館町表町下丁10-1
設計:仙北市建設部
完成:1978年
施工:地元施工
秋田県を代表する伝統工芸・樺細工の技術を継承する施設。切妻屋根の木造建築が角館の街並みに溶け込む。武家屋敷通りとの連続した景観撮影が効果的。ファサード:南向き / 最適撮影:午前8〜12時。休館日:12月〜3月の一部期間
🚉 05-014 田沢湖駅
📍 秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-8
設計:JR東日本建設設計
完成:1997年(秋田新幹線開業時改築)
施工:地元施工
田沢湖・乳頭温泉郷の玄関口となる新幹線停車駅。山岳地域に合わせた三角屋根と木のファサードが特徴的な地方駅建築。ファサード:西向き / 最適撮影:午後13〜16時(逆光を避けた順光時間)。冬季の雪景色が絶品。
05-015 〜 05-021
🏟️ 大館・能代・鹿角・男鹿の建築群
🌲 05-015 大館樹海ドーム
📍 秋田県大館市有浦2-3-3
設計:日建設計
完成:1997年8月
施工:竹中工務店
世界最大規模の木造ドームとして注目を集めた大スパン建築。秋田杉をふんだんに使った木造トラスが内部空間を覆い、その有機的な美しさは圧倒的。外観の楕円形フォルムと内部の木造ドームの双方が建築写真の格好の被写体。ファサード:南向き / 最適撮影:外観は午前9〜12時。内部は自然採光が美しい午前中全般。休館日:月曜・年末年始
🏛️ 05-016 大館市役所新庁舎
📍 秋田県大館市字中城20
設計:久米設計
完成:2016年3月
施工:鹿島建設
秋田杉を外装に取り入れた現代的な市庁舎建築。木材と金属・ガラスを融合させたファサードが地域材を活かした公共建築の好例として注目されている。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:土日祝・年末年始
🍶 05-017 能代市旧料亭金勇
📍 秋田県能代市大町3-3
完成:1939年(昭和14年)
能代の木材業で栄えた料亭の遺構。秋田杉をふんだんに使った数寄屋造りの意匠が凝らされた木造建築で、繊細な格子細工と広間の天井意匠は特に見事。近代和風建築の傑作として保存されている。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。内部の細部撮影は照明との調整が必要。休館日:月曜・年末年始
🐟 05-018 男鹿水族館 GAO
📍 秋田県男鹿市戸賀塩浜字壺ケ沢地内
設計:山下設計
完成:1996年7月
施工:大成建設
男鹿半島の絶壁に張り付くように建設された水族館。海に向かって開かれた大水槽窓と荒波の日本海の組み合わせは建築と自然の対峙を表現。シロクマ展示でも有名。ファサード:西向き(海側) / 最適撮影:午後13〜16時。荒天時の波しぶきと建築のダイナミック構図が狙い目。休館日:2月第1水・木曜
⚙️ 05-019 小坂鉱山事務所
📍 秋田県鹿角郡小坂町字小坂鉱山50
設計:不詳(鉱山会社技術部)
完成:1905年(明治38年)
明治期の銅山繁栄を象徴する洋風木造建築の大傑作。白壁とベランダ・塔屋が特徴的なコロニアル建築で、周囲の産業遺産群と共に「小坂明治百年通り」を形成。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時が順光。休館日:月曜・年末年始
🎭 05-020 康楽館
📍 秋田県鹿角郡小坂町字小坂鉱山48
設計:不詳(鉱山会社技術部)
完成:1910年(明治43年)
現役の木造芝居小屋として日本最古の部類に入る明治期の劇場建築。廻り舞台・花道・桟敷席を完備した本格的な劇場空間。外観の白い洋風ファサードと内部の純和風劇場の落差が建築的見どころ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(外観)。内部は公演日に独特の雰囲気が生まれる。休館日:月曜・年末年始
🚉 05-021 秋田内陸線 阿仁合駅周辺施設
📍 秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町41
設計:地元設計(各施設)
完成:1989年(秋田内陸縦貫鉄道開業時)
秘境・内陸を走るローカル鉄道の拠点駅。木造の小ぢんまりとした駅舎と旧阿仁鉱山の遺構が隣接し、独特の産業と交通の歴史的景観を形成。秋田内陸の集落建築との連続した撮影旅が充実。最適撮影:午前8〜12時。紅葉期(10月中旬)と降雪期が特に絵になる。
🗺️ 山形県
🍒 山形県の建築撮影ガイド
山形県は、国指定重要文化財の旧県庁舎「文翔館」を筆頭に、酒田・鶴岡の庄内平野に集積する歴史建築、そして土門拳記念館・本間美術館など美術館建築の宝庫でもあります。蔵王・月山といった霊峰を背景とした現代建築、銀山温泉の大正ロマン漂う温泉街建築まで、山形の豊かな自然・文化と建築が不可分に絡み合っています。
📸 建築件数
21件掲載
🏆 注目建築
文翔館・土門拳記念館・銀山温泉
🌿 撮影好機
4月〜11月・銀山温泉は冬も◎
✈️ 拠点
山形・酒田・鶴岡
06-001 〜 06-008
🏛️ 山形市の名建築群
🏛️ 06-001 山形県郷土館 文翔館
📍 山形県山形市旅篭町3-4-51
設計:中野安雄(大蔵省営繕課)
完成:1916年(大正5年)
施工:大蔵省営繕
ルネサンス様式の石造・レンガ造旧県庁舎および県会議事堂。正面に堂々と並ぶ石柱とドームが圧巻で、国の重要文化財に指定されている。山形市を代表する明治・大正建築として建築写真家必訪のスポット。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時が順光。中庭からの内観も撮影可能で、ガラス天井からの採光が美しい。休館日:第1・3月曜・年末年始(入館無料)
🎨 06-002 山形美術館
📍 山形県山形市大手町1-63
設計:前川國男建築設計事務所
完成:1964年
施工:大成建設
前川國男の地方美術館建築の系譜に連なる作品。深い庇と打ちっぱなしコンクリートが作る強い陰影が特徴。隣接する霞城公園の緑との対比が撮影の見どころ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🎵 06-003 山形テルサ
📍 山形県山形市双葉町1-2-3
設計:槇文彦(槇総合計画事務所)
完成:1993年
施工:大成建設
槇文彦によるホテル・ホール・フィットネスの複合施設。グレーのアルミパネルを用いた端正なファサードと開放的なアトリウムが特徴。ファサード:西向き / 最適撮影:午後13〜16時(順光)。休館日:施設により異なる
🎭 06-004 山形市民会館
📍 山形県山形市旅篭町2-3-25
設計:前川國男建築設計事務所
完成:1971年
施工:大成建設
前川國男が文翔館と至近距離に設計した市民ホール建築。コンクリートのブルータリスム的外観が文翔館の歴史性と好対比をなす。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。文翔館との二点撮影が効果的。休館日:公演スケジュール依存
🎼 06-005 山形県総合文化芸術館
📍 山形県山形市大手町9-1
設計:香山壽夫建築研究所
完成:2020年10月
施工:大成建設
山形の新たな文化拠点として開館した大型施設。石貼りと木材を組み合わせた重厚な外観が霞城公園に隣接する立地に相応しい格調を持つ。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜12時が順光。休館日:月曜・年末年始
🏫 06-006 山形市立第一小学校 旧校舎
📍 山形県山形市城南町1-1-5
設計:山形県技師
完成:1927年(昭和2年)
大正〜昭和初期の洋風校舎建築。左右対称のルネサンス様式外観と中央の玄関ポーチが堂々とした雰囲気を作り出す。現在も現役の小学校として使用中。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時(休日の静かな時間帯が撮影に適切)。
🎓 06-007 東北芸術工科大学 キャンパス
📍 山形県山形市上桜田3-4-5
設計:磯崎新+アトリエ(マスタープラン)・各棟複数設計者
完成:1992年〜(順次整備)
施工:大成建設
磯崎新が都市計画の視点でマスタープランを策定した芸術系大学のキャンパス。個性的な建物群が集積した「建築の博覧会」とも言える撮影フィールド。最適撮影:午前9〜14時(広大なキャンパスを半日かけて撮影するのがベスト)。見学:オープンキャンパス時を活用
⛩️ 06-008 山寺 立石寺
📍 山形県山形市山寺4456-1
創建:860年(貞観2年)
奇岩・断崖に張り付くように建てられた古刹建築群。根本中堂(重要文化財)の木造建築と岩壁が渾然一体となった景観は国内有数の撮影地。松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ不朽の名勝。最適撮影:早朝の霞(5〜9月の晴れた朝)が特に幻想的。紅葉期(10月中下旬)と冬の雪景色も必撮。入場料:有料・年中無休
06-009 〜 06-016
🌊 酒田・庄内地方の建築群
🏺 06-009 山形県立博物館
📍 山形県山形市霞城町1-8
設計:前川國男建築設計事務所
完成:1971年
施工:大成建設
霞城公園内に建つ前川國男設計の博物館。低層でありながら深い庇と打ちっぱなしコンクリートが凛とした存在感を放つ。隣接する山形城二の丸東大手門との歴史・現代の対話が見どころ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🖼️ 06-010 天童市美術館
📍 山形県天童市老野森1-1-1
設計:建設省東北地方建設局
完成:1996年
施工:地元施工
将棋の駒の生産地として知られる天童市の美術館。緑の丘の上に建つ石張り外観が天童の丘陵地形と調和。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時(芝生と空との組み合わせ)。休館日:月曜・年末年始
🖼️ 06-011 広重美術館
📍 山形県東置賜郡高畠町大字亀岡4-10-1
設計:隈研吾建築都市設計事務所
完成:2001年
施工:地元施工
隈研吾が地元の和紙「高畠紙」を外装に取り入れた試みで知られる美術館。スクリーンのように光を透過させる和紙ルーバーが幻想的な外観を生み出す。ファサード:南向き / 最適撮影:夕方〜夜間(和紙越しの透過光が美しい)。休館日:月曜・年末年始
🏛️ 06-012 本間美術館
📍 山形県酒田市御成町7-7
設計:本間家三代目光丘(邸宅部分)
完成:1813年(文化10年)邸宅・1947年美術館開館
江戸期の豪商・本間家の別荘「清遠閣」を核とする美術館。和洋折衷の邸宅建築と武家庭園「鶴舞園」の組み合わせが格調高い撮影フィールドを提供。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時(庭園の松越しの構図)。休館日:水曜・年末年始
📷 06-013 土門拳記念館
📍 山形県酒田市飯森山2-13
設計:谷口吉生
完成:1983年(第1期)・1990年(増築)
施工:竹中工務店
写真家・土門拳の作品を収蔵する美術館建築の名作。谷口吉生の清潔感ある白い外観が池に映り込む構図は建築写真界では伝説的な一枚として知られる。建築写真家が建築を撮影するという入れ子状の感動がある特別な場所。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(池の反射が最も美しい時間帯)。休館日:水曜・年末年始
🖼️ 06-014 酒田市美術館
📍 山形県酒田市飯森山2-13(土門拳記念館隣接)
設計:松田平田設計
完成:1991年
施工:大成建設
土門拳記念館と飯森山公園を共有する美術館。石貼りの落ち着いた外観が公園景観に馴染む。土門拳記念館との連続した撮影が効率的。ファサード:北向き / 最適撮影:午後12〜15時(北向き建物の均一光)。休館日:月曜・年末年始
🌾 06-015 山居倉庫
📍 山形県酒田市山居町1-1-20
完成:1893年(明治26年)
施工:地元施工
米どころ庄内の米保管倉庫として建設された9棟の木造土蔵群。欅の並木越しに見る黒板張りの倉庫群は酒田を代表する景観。映画・ドラマのロケ地としても名高い。ファサード:北東向き / 最適撮影:午後13〜16時(欅並木越しに柔らかい光が倉庫に当たる)。夏の緑・秋の黄葉が特に美しい。休館日:一部施設・年末年始
🏠 06-016 旧鐙屋
📍 山形県酒田市中町1-14-20
完成:江戸中期(17世紀中葉)
江戸期の廻船問屋建築として国の重要文化財に指定。「鐙屋」は井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場する豪商の屋敷。土蔵・母屋・庭が一体となった商家建築の傑作。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
06-017 〜 06-021
🏯 鶴岡・銀山温泉・置賜の建築群
🌿 06-017 致道博物館
📍 山形県鶴岡市家中新町10-18
完成:移築・開館1950年(旧建物は江戸〜明治期)
鶴岡城旧三の丸に位置する野外博物館的施設。旧西田川郡役所(明治洋風建築)、旧警察署等の移築建物群が一堂に会す。最適撮影:午前9〜13時(庭園越しの建物群が最高)。休館日:水曜(12〜2月)・年末年始
🐠 06-018 鶴岡市立加茂水族館
📍 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
設計:山形県建設部
完成:2014年(新館リニューアル)
施工:地元施工
クラゲの展示種類が世界一のユニークな水族館。日本海を望む断崖の上に立ち、荒海と建築の構図が撮影の見どころ。ファサード:北向き(日本海側) / 最適撮影:午後12〜16時(順光)。荒天時の波しぶきとの対比も◎。休館日:なし(年中無休)
♨️ 06-020 銀山温泉 旅館街
📍 山形県尾花沢市大字銀山新畑
時代:大正末期〜昭和初期(1920年代)
銀山川を挟んで大正ロマン様式の木造多層旅館が向かい合う、日本で最も写真映えする温泉街の一つ。ガス灯が灯り雪が積もる冬の夜景は建築写真の最高傑作を生む被写体として世界的に有名。最適撮影:冬季(12〜3月)の夜(17〜21時)が圧倒的に美しい。早朝の川霧もドラマチック。長時間露光で温泉街全体を収める構図が定番。
🎼 06-019 荘銀タクト鶴岡
📍 山形県鶴岡市馬場町13-30
設計:安田幸一建築設計事務所
完成:2015年
施工:鹿島建設
鶴岡市の新たな文化拠点。三角形を積み重ねたような独特の屋根形状が周囲の歴史的街並みの中で際立つ。外装の石材と木材の丁寧な使い方が上質感を醸す。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:火曜・年末年始
🏫 06-021 旧米沢高等工業学校 本館
📍 山形県米沢市城南4-3-16
設計:文部省技師
完成:1910年(明治43年)
現山形大学工学部キャンパス内に残る明治の洋風煉瓦建築。シンメトリーのファサードと玄関アーチが大正ロマンの薫りを漂わせる。国の重要文化財。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(レンガの質感が際立つ朝の光)。見学:キャンパス内のため平日見学推奨
🗺️ 福島県
🍑 福島県の建築撮影ガイド
福島県は、南北に長い地理的特性を活かし、会津・中通り・浜通りという三つの地域圏に分かれて多様な建築文化が育まれてきた県です。会津若松のさざえ堂・鶴ヶ城という江戸建築の傑作、いわきのアクアマリンふくしまという先端水族館建築、郡山・福島の文化施設群、そして東日本大震災の記憶を刻む遺構施設まで、建築写真家にとって尽きない撮影テーマが揃っています。大内宿の茅葺き集落建築も見逃せません。
📸 建築件数
21件掲載
🏆 注目建築
さざえ堂・アクアマリンふくしま
🌺 撮影好機
4月〜11月
✈️ 拠点
福島・郡山・会津若松・いわき
07-001 〜 07-008
🏛️ 福島・郡山の文化施設群
🎨 07-001 福島県立美術館
📍 福島県福島市森合字西養山1
設計:栗生明建築研究所
完成:1984年
施工:大成建設
信夫山の緑に包まれた石貼りの落ち着いた美術館建築。低層でありながら彫刻庭園と連続する外部空間の設計が見事。福島ゆかりの斎藤清の版画作品も収蔵。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🎵 07-002 福島市音楽堂
📍 福島県福島市入江町1-1
設計:前川國男建築設計事務所
完成:1971年
施工:大成建設
前川國男のコンサートホール建築。深い庇と縦格子のコンクリートファサードが特徴的なブルータリズム建築。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(格子の陰影が印象的な朝の斜光)。休館日:公演スケジュール依存
🌐 07-003 こむこむ館
📍 福島県福島市上町1-1
設計:山下設計
完成:2001年
施工:大成建設
子どものための複合施設。曲面ガラスと鮮やかな色彩が街に活気をもたらす現代建築。プラネタリウムの円形ドームが外観のアクセント。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜14時。休館日:火曜・年末年始
🏛️ 07-004 福島県文化センター
📍 福島県福島市春日町5-54
設計:佐藤武夫設計事務所
完成:1972年
施工:大成建設
昭和期の公共建築として代表的な複合文化施設。正面の石積みファサードと大きな庇が存在感を示す。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜
🖼️ 07-005 郡山市立美術館
📍 福島県郡山市安積町荒井字大道東129-2
設計:黒川紀章建築都市設計事務所
完成:1994年
施工:大成建設
郊外の緑の中に建つ黒川紀章設計の美術館。石とガラスの組み合わせによる重厚な外観と緑豊かな彫刻庭園が一体となった景観。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🏢 07-006 ビッグパレットふくしま
📍 福島県郡山市南2-52
設計:松田平田設計
完成:1998年
施工:大成建設
東日本大震災時に避難所としても機能した大型展示場。長大なトラス屋根が象徴的な展示空間建築。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜14時(建物スケールを表現する広角撮影)。休館日:イベント依存
🏫 07-007 安積歴史博物館
📍 福島県郡山市開成5-25-63
設計:松室重光(旧安積中学校本館)
完成:1900年(明治33年)
旧制安積中学校の赤レンガ本館を博物館に転用。ルネサンス様式の堂々たる正面ファサードが明治の教育熱を体現。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(正面順光)。休館日:月曜・年末年始
🏛️ 07-008 郡山市公会堂
📍 福島県郡山市中町2-2
設計:佐藤功一
完成:1927年(昭和2年)
大正ロマン様式のコンサートホール建築。白い壁面と半円形の窓群が街の中で存在感を放つ。国の登録有形文化財。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時が正面順光。休館日:公演スケジュール依存
07-009 〜 07-015
🏯 会津若松の建築群
🌀 07-009 須賀川市民交流センター tette
📍 福島県須賀川市中町4-1
設計:乾久美子建築設計事務所
完成:2019年10月
施工:鹿島建設
円形の建物が特徴的な複合交流施設。外壁に須賀川市出身の円谷英二プロデューサーへのオマージュを込めた設計が随所に。白い曲面ファサードが夜間のライトアップで幻想的に輝く。ファサード:複合向き / 最適撮影:夕方〜夜間(円形ファサードのライトアップが印象的)。休館日:月曜・年末年始
📚 07-010 白河市立図書館 りぶらん
📍 福島県白河市新白河2-27
設計:安藤忠雄建築研究所
完成:2000年
施工:竹中工務店
安藤忠雄の打ちっぱなしコンクリートの図書館建築。光と影の劇的な演出が安藤建築の真骨頂。直線と光の交差が内外ともに計算し尽くされた空間。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時(コンクリートに当たる光と影が最も際立つ)。休館日:月曜・祝日翌日・年末年始
🏯 07-011 白河小峰城
📍 福島県白河市郭内1
創建:1632年(寛永9年)・三重櫓:1991年復元
東北の名城として知られる石垣が美しい城郭建築。石垣の積み方に三種類の工法が確認できる石積みの教科書的存在。桜・紅葉の季節が特に撮影の好機。ファサード:南向き / 最適撮影:桜期(4月中旬)早朝6〜9時が定番。入場:有料・年中無休
🏛️ 07-012 会津若松市 會津稽古堂
📍 福島県会津若松市七日町1-1
設計:内藤廣建築設計事務所
完成:2012年
施工:鹿島建設
図書館・生涯学習施設の複合施設として会津若松の中心部に建つ。石貼りの重厚な基壇部と木材・ガラスの組み合わせが会津の歴史ある街並みに相応しい品格を持つ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時。休館日:月曜・年末年始
🌀 07-013 さざえ堂
📍 福島県会津若松市一箕町八幡弁天下1
建立:1796年(寛政8年)
施工:郁堂(僧侶・考案者)
二重らせん構造の木造仏堂という世界でも類例のない奇跡的な建築。上りと下りで別の通路を使うため参拝者が行き違わない「一方通行のらせん」は建築的発明として極めて高く評価されている。国の重要文化財。ファサード:東向き / 最適撮影:午前8〜12時(外観・内観ともに)。建築家・構造家の巡礼地。拝観料:有料・年中無休(冬期悪天候時閉館の場合あり)
🏯 07-014 鶴ヶ城
📍 福島県会津若松市追手町1-1
創建:1384年(至徳元年)・現天守:1965年復元・2011年赤瓦復元
東北唯一の赤瓦天守閣が特徴の会津の名城。白亜の壁と朱赤の瓦のコントラストは春の桜・秋の紅葉と相まって圧倒的な撮影フィールドとなる。ファサード:南向き / 最適撮影:桜期(4月下旬)の早朝6〜9時が最高。夜間ライトアップも美しい。入場料:有料・年中無休
🔬 07-015 野口英世記念館
📍 福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田81
設計:各時代の増改築
完成:1928年開館(生家は江戸〜明治期)
細菌学者・野口英世の生家と記念館が共存する施設。茅葺き農家の生家建築と展示棟の現代建築の対比が印象的な撮影環境。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜13時(生家の茅葺きに光が当たる)。休館日:年末年始
07-016 〜 07-021
🌊 いわき・南会津・大内宿の建築群
🐳 07-018 アクアマリンふくしま
📍 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
設計:日本設計
完成:2000年7月
施工:大成建設
太平洋を望む小名浜港に建つ大型水族館。ガラスとスチールのハイテク建築は海との一体感を強調。巨大なガラス張りの外観が港の青い空と水面を鏡のように映し出す。ファサード:東向き(海側) / 最適撮影:午前8〜12時(海面反射×建築ガラス面が輝く)。休館日:水曜(7・8月は無休)・年末年始
🏘️ 07-019 大内宿
📍 福島県南会津郡下郷町大字大内字山本
時代:江戸期(17〜19世紀)
江戸時代の宿場町の景観がほぼ完全に保存された国選定の重要伝統的建造物群保存地区。茅葺き民家が街道沿いに整然と並ぶ景観は国内随一の建築的原風景。最適撮影:早朝(6〜8時)が人が少なく光も柔らかい。冬の雪景色(12〜2月)が最も美しく写真映えする。高台からの俯瞰構図も必撮。見学:年中無休(入村料あり)
🏰 07-020 ブリティッシュヒルズ
📍 福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥字高戸屋山4146-3
設計:英国設計事務所(監修)
完成:1994年
英国の中世領主館を再現した複合リゾート施設。チューダー様式の石造建築群が福島の高原に出現するという独特の非日常感。英国本土から輸入した建築資材を使用した本格的な建築。最適撮影:午前9〜13時(霧のかかる早朝が英国的雰囲気を最大化)。休館日:なし(年中無休)
🎭 07-016 いわき芸術文化交流館 アリオス
📍 福島県いわき市平字三崎1
設計:香山壽夫建築研究所
完成:2008年10月
施工:清水建設
いわき市の文化の中枢を担う複合施設。石貼りの重厚な外観と開放的なガラスロビーが都市の公共性を体現。街区に溶け込む低層の水平ラインが美しい。ファサード:南向き / 最適撮影:午前10〜14時。休館日:火曜・年末年始
⛏️ 07-017 いわき市石炭・化石館 ほるる
📍 福島県いわき市常磐湯本町向田3-1
設計:いわき市建設部
完成:1994年
施工:地元施工
常磐炭田の歴史を伝える地下型展示施設。外観の鉱山ヘッドフレームを模した構造物が産業遺産建築的な被写体として独特の存在感を放つ。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜14時。休館日:第3火曜・年末年始
🏠 07-021 旧堀切邸
📍 福島県会津若松市東山町湯本六番丁
完成:明治〜大正期
東山温泉の老舗旅館「旧堀切邸」として知られる近代和風建築。数寄屋造りの座敷と茶室が温泉地の落ち着いた雰囲気の中に凛と佇む。ファサード:南向き / 最適撮影:午前9〜12時(縁側越しの庭園構図が定番)。見学:要確認
📋 撮影実践ガイド
📷 北海道・東北 建築撮影 実践ガイド
北海道・東北の建築撮影を最大限に活かすための実践的なアドバイスをまとめました。地域特有の気候・光線条件・アクセス事情を踏まえた、プロフェッショナル向けの撮影戦略です。広大なエリアを効率よく巡るためのルート設計から、季節ごとの光線変化、機材選択のポイントまで、現場経験に基づく実用情報を提供します。
🌅 光線と時間帯の戦略
東北・北海道は緯度が高いため夏至前後は日没が遅く、ゴールデンアワーが長く続く。午後8時過ぎまで撮影可能な時期(5〜7月)を最大限に活用したい。逆に冬は太陽高度が低く終日ドラマチックな斜光が楽しめる。各建築のファサード向きを事前に確認し、逆光を避ける最適な時間帯を計算しておくことが必須。
❄️ 冬季撮影の戦略
北海道・東北の冬は建築写真の絶好のシーズン。銀山温泉・角館武家屋敷・大内宿など雪景色で真価を発揮する建築が多い。防寒装備(手袋・防水シューズ・カイロ)は必須。三脚は雪面でのスタビライザーとして特に重要。バッテリーは低温で消耗が早いため予備を複数携帯すること。
🗺️ 効率的な撮影ルート
広大なエリアを効率的に回るためには事前のルート設計が不可欠。レンタカー利用が基本。①札幌〜小樽〜余市ルート(1日)②函館周辺ルート(1日)③弘前市内ルート(半日で集中撮影可能)④角館〜阿仁合ルート(1日)⑤酒田〜鶴岡〜銀山温泉ルート(1日半)などの組み合わせが効率的。
📸 おすすめ機材構成
建築撮影の基本はティルト・シフトレンズ(17mm・24mm)によるパースペクティブコントロール。広角ズーム(16-35mm相当)と標準ズーム(24-70mm相当)の2本体制が最低限。三脚は必須。ドローン(DJI Mini等)による俯瞰撮影は建築の全体形状を把握するのに有効(飛行可能エリアの事前確認を忘れずに)。NDフィルターは滝・水面のある建築で活躍。
📊 建築データ総覧
📊 北海道・東北 建築撮影リスト 総覧

150
🏛️ 掲載建築総数
北海道・東北7道県の厳選建築物
7
🗺️ カバー道県数
北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
34
📄 制作ページ数
今回の北海道・東北編のページ数
100%
📍 マップリンク率
全建築物にGoogleマップリンク付き
北海道・東北編では7道県にわたり合計148件の建築物を厳選して掲載しています。現代建築・歴史建築・産業遺産・世界遺産・リゾート建築まで多彩なジャンルをカバー。各建築物にはGoogleマップリンク・休館日・撮影時間帯・建築家情報を完備しています。続く関東編・近畿編・九州編でさらに1000件超を目指して掲載予定です。
🔍 建築スタイル別ガイド
🏗️ 建築スタイル別 撮影の狙い方
🧱 明治・大正の洋風建築
赤レンガ×白石帯の辰野式建築(岩手銀行赤レンガ館・弘前の堀江佐吉建築群)は、曇天の拡散光でレンガの質感が最も美しく出る。アーチや柱頭のディテール撮影には望遠マクロレンズ(100mm以上)が有効。正面対称構図で撮るシンメトリーショットと、街並みとの文脈を示すストリートショットの2種類を必ず撮ること。
🪟 現代コンクリート・ガラス建築
安藤忠雄・伊東豊雄・西澤立衛・妹島和世など世界的建築家の作品が東北に集積。コンクリートの打ち放し建築は斜光(朝夕の斜め光)でコンクリート肌のテクスチャーが際立つ。ガラス建築は空・雲・周囲の樹木の映り込みを積極的に使う。長時間露光で動きのある雲との組み合わせも効果的。
⛩️ 歴史的木造建築・寺社建築
中尊寺・瑞巌寺・立石寺など木造歴史建築は、木の質感と苔・石との組み合わせを重視。早朝の柔らかい光(マジックアワー)が木の温かみを最も美しく表現する。内部撮影は高感度撮影(ISO3200〜6400)と手ぶれ補正の活用が必須。三脚使用可能かを事前に確認。
⚙️ 産業遺産・近代化遺産
小坂鉱山・ニッカウヰスキー余市蒸溜所・旧東北砕石工場など産業遺産は、錆・苔・経年変化のテクスチャーが撮影の核。マクロレンズによるディテール撮影と、広角での全景撮影を組み合わせる。逆光のシルエット撮影で廃墟感を強調する手法も効果的。立入許可は事前に必ず確認。
📅 季節別撮影カレンダー
🌸 北海道・東北 季節別撮影カレンダー
🌸 春(4月下旬〜5月中旬)
角館武家屋敷・弘前公園・白石城・鶴ヶ城の桜×建築が最高潮。早朝(5〜8時)の人気のない時間帯が最適。弘前公園の前川建築群と桜の組み合わせは東北建築撮影の最高峰。
🌿 夏(7月〜9月)
北海道のトマム雲海・モエレ沼公園の緑の最盛期・奥入瀬渓流ホテルの緑。日没が遅い北海道(午後7〜8時台)を活かした長いゴールデンアワー撮影が最大の魅力。ねぶた祭・竿灯まつりなど建築×祭りの組み合わせも見逃せない。
🍂 秋(10月〜11月中旬)
山寺立石寺・山居倉庫欅並木・アルテピアッツァ美唄・中尊寺の紅葉が圧巻。特に10月中旬〜下旬が最盛期。朝の霧と紅葉と建築の三重奏は北東北ならではの絶景。
❄️ 冬(12月〜3月)
銀山温泉夜景・大内宿雪景色・水の教会(安藤忠雄)の雪×コンクリート・角館雪景色が東北冬の建築撮影のハイライト。防寒完全装備とバッテリー予備品携帯が必須条件。
🗝️ 撮影倫理・マナー
📋 建築撮影 倫理とマナーガイド
建築写真家として、撮影対象である建築物・施設・そこに集う人々への敬意を忘れてはなりません。プロフェッショナルとしての行動規範が、次の世代の建築写真家にとっての撮影機会を守ることにもつながります。以下の点を常に意識して撮影に臨んでください。
📸 撮影許可の事前確認
商業目的の撮影は特に事前の撮影許可申請が必要な施設が多い。博物館・美術館・寺社は学術・個人利用であっても三脚使用・フラッシュ使用に制限がある場合が多い。公共建築でも屋外撮影に許可が必要なケースがある。必ず事前に管理者に確認すること。
👥 個人情報・プライバシーへの配慮
建築を撮影する際に映り込む通行人・来館者の顔が特定できる写真の公開には注意が必要。特に住宅・学校・病院等の撮影は慎重に。ポートフォリオや商業利用には人物のモデルリリースが必要になる場合がある。
🌿 環境への配慮
庭園・公園内での撮影では植栽への踏み込みを避ける。三脚設置時は芝生や苔への配慮が必要。フラッシュは建築物の顔料・染色への影響を考慮して使用を最小限に。ドローン撮影は地域の飛行禁止エリアを必ず事前確認。国立公園内では特に注意が必要。
📱 著作権への理解
建築物は完成から50年以内であれば建築家に著作権が存在する(日本著作権法)。商業利用・出版物への掲載には著作権者(建築家または設計事務所)への事前連絡と許諾取得が必要なケースがある。特に安藤忠雄・隈研吾・伊東豊雄などの現役建築家の作品には注意が必要。
🏁 まとめ
🏛️ 北海道・東北編 撮影リスト 完全版
本ガイドでは、北海道・東北7道県の150件の厳選建築物を、建築写真家の視点から徹底的に解説しました。各建築物のGoogleマップリンク・休館日・建築家情報・施工会社・完成年月・撮影最適時間帯・ファサード方位まで、現場で即座に活用できる実用情報を網羅しています。
北海道から福島まで、この地域には安藤忠雄・伊東豊雄・西澤立衛・前川國男・辰野金吾・毛綱毅曠・隈研吾・谷口吉生ら国内外の巨匠たちの珠玉の作品が点在しています。また、さざえ堂・中尊寺金色堂・大内宿のように、歴史の重みを刻んだ伝統建築も数多く現存します。建築写真家として、これらの建築物が持つ「時間・光・空間・構造」の美しさを後世に伝えることが私たちの使命です。
🗺️ 次のステップ
関東・中部・近畿・中国・四国・九州・沖縄編へと続く1000件超のリストを順次公開予定
📷 撮影計画
本ガイドのGoogleマップリンクをMyMapに保存してルート最適化に活用
📚 参考文献
日本建築学会・文化庁・各自治体の文化財データベースと連携した情報を随時更新